「子ども」

                       ドロシー・ロー・ノルト(米国の教育学者)



批判ばかりされた子どもは、非難することをおぼえる


殴られて大きくなった子どもは、力にたよることをおぼえる


笑いものにされた子どもは、ものを言わずにいることをおぼえる


皮肉にさらされた子どもは、鈍い良心のもちぬしとなる


しかし、激励をうけた子どもは、自信をおぼえる


寛容にであった子どもは、忍耐をおぼえる


賞賛をうけた子どもは、評価することをおぼえる


フェアプレーを経験した子どもは、公正をおぼえる


友情を知る子どもは、親切をおぼえる


安心を経験した子どもは、信頼をおぼえる


可愛がられ抱きしめられた子どもは、世界中の愛情を感じとることをおぼえる

 




 
 

「子は親の鏡」

                    

 ドロシー・ロー・ノルト著(米国の教育学者



けなされて育つと、子どもは、人をけなすようになる


とげとげした家庭で育つと、子どもは、乱暴になる


不安な気持ちで育てると、子どもも不安になる


「かわいそうな子だ」と言って育てると、子どもは、みじめな気持ちになる


子どもを馬鹿にすると、引っ込みじあんな子になる


親が他人を羨んでばかりいると、子どもも人を羨むようになる


叱りつけてばかりいると、子どもは「自分は悪い子なんだ」と思ってしまう


励ましてあげれば、子どもは、自信を持つようになる


広い心で接すれば、キレる子にはならない


誉めてあげれば、子どもは、明るい子に育つ


愛してあげれば、子どもは、人を愛することを学ぶ


認めてあげれば、子どもは、自分が好きになる


見つめてあげれば、子どもは、頑張り屋になる


分かち合うことを教えれば、子どもは、思いやりを学ぶ


親が正直であれば、子どもは、正直であることの大切さを知る


子どもに公平であれば、子どもは、正義感のある子に育つ


やさしく、思いやりをもって育てれば、子どもは、やさしい子に育つ


守ってあげれば、子どもは、強い子に育つ





和気あいあいとした家庭で育てば、


子どもは


この世の中はいいところだとおもえるようになる






 




3人の子どもたちの母となり
夫の転勤で 誰一人知り合いもいない
未知の土地で暮らすことになり
私は
子育ても、その土地のことも右も左もわからず
心細い日々だった。


それでも少しずつママ友も増えていき
互いに助け合い、安心感も持てるようにはなったが
時には子どもの育て方で悩むこともあった。


当時、夫は仕事が超多忙で
ほとんど休みもなく出勤し、土日の出張も当たり前


たまの休みを無駄にしたくない夫は
子どもたちを連れて山や海へ行き
ヘトヘトになるまで遊び倒す。


そんな夫に
ネガティヴなことを相談するのは
申し訳ない気がして
私は家庭のこと、子どもたちに関することは
すべて一人で解決しなければ、という思いに
かられてしまっていた。


そんな時この詩は、
私の子育ての
大きな指針となってくれた。



私が「子供」ではなく「子ども」と表記するのは
この詩を読んでから。





そして今


私はこの詩を


3人の子どもたちが必要とするタイミングに


贈ろうと思う。



そしてこれは


子どもだけでなく


すべての人間関係において


とても大切なことなのだと


今も思う。



夫と


私の間にも。