③ なぜ、あなたは結婚したいのか?
女性間の繁殖率競争について
シリーズで書いてますPART3
結婚式披露宴を覗いてみましょう。
白無垢のドレスに身を包みわが世
の春を謳歌しているのは花嫁です。
一方の花婿はというと、その笑顔
の裏に内心、穏やかならぬ心持ち
でセレモニーと、お披露目をこなし
ている筈です。
花嫁と花婿。華々しい挙式と宴の
中で、明と暗を分かつ二人の門出。
いったい全体、何故このような天国
と地獄が、二人に訪れてしまうので
しょうか?
ひとことでいってしまえば、結婚式
は「一日お姫様女子会」なのです。
AKBの卒業式よろしく、結婚式は
花嫁が参加できる最後の女子会。
格上とは口を利けない、格下とは
口も利かない序列縦社会の中で、
同格同士がどんぐりの背比べを
続けることを女子会と呼びますが、
その背比べにおける「一抜けた」
が挙式であり、披露宴なわけです。
ルール上「一抜け姫」はそれまで
の仲間からお祝儀という寄付金を
¥25000~¥35000程度受け
取る権利があり、その日一日は
主役の皇妃として祝福される立場
になれるのです。これは女子会の
頂点に立つということに他ならない。
女性は実のところ、結婚をしたい
のではなく、結婚式を挙げたいと
いう願望を持っていたのです。
なぜなら、どんぐりの背比べを続
けて来てこのときはじめて頂点に立
てるからなのです。
では仲間たちは、なぜ花嫁を姫と
して崇め奉り、祝福し、お金まで
寄付してしまうのでしょうか?
①未来の自分の姿をそこに重ね、
共感性という女性が強く具有する
特有の感性で姫の立場を追体験
できてしまうから。
②式場や披露宴は出会いの場に
もなり得るからです。
ちなみに結婚式に招く仲間は、
どんぐり競争の仲間で、この
節目で一応勝負を見たことに
なり、花嫁は会員名簿から外
されます。
花嫁にとって本当に親しい友人
は、実は結婚式に招く相手など
ではなく、出産したときに招く相手
だったのです。ただ、出産後は
「ママ友」という新たな女子会へ
の入会が花嫁を待っています。
では、男性にとって結婚式とは、
どんなものなのでしょうか?
次回「結婚は男にとって墓場か」