ケビンの生命哲学!
人類は一つの生き物であり、70億以上
の人口全体で、一つの生き物なのです。
あたかも個人が独立した別人格を持つ
個体のように振舞っておりますがそれは、
ちょうどIPS細胞がそれぞれ臓器や部位
に変化していくのに似ています。
われわれ個人としての個体はある意味、
一つの細胞のようなもので、60兆個の
細胞の集合体が人間一人であるように
70億超の人口は巨大な生命体の細胞
の一つ一つだったのです。
細胞が死に、新たな細胞と入れ替わる
ように、人の「生き死に」は人類全体という
一つの生命体の生命維持活動そのもの
であり、人格や見かけ、ジェンダーの違い
は、ごく一時的な、ファンクション(機能)
の違いだけだったのです。
このことを以前、ユングの集合無意識論
やクラウドコンピューティングの考え方と
組み合わせて説明しましたが、生命を考
える際、個体に焦点を当てるのではなく、
種全体や時系列の概念を導入した広い
視野で全体を眺望することにより、新たな
生命哲学を創り出すことができたのです。
また、この考え方は、先人たちが何ゆえ、
瞑想や座禅を大切にしてきたのか?を
解き明かしてくれる試論でもあったのです。
いかがですか?