目の前で子供を突き飛ばした母親
先日、都内一流ホテルでパーティーを
した際、レストランから出てきた母親が
5歳くらいの男の子を叩いて突き飛ばし、
そばにいた父親もそれを止めるどころか、
子供を睨みつけているだけでした。
誰が見ても、明らかにDVなのに、周囲
の人々は見て見ぬフリ。単に母親が子供
を叱っているのだろう程度の認識しか
抱いておらず、思わず、ぼくは母親を止め
ようと声をかけました「大丈夫ですか?」
びっくりした母親はあわてて、
「大丈夫です、大丈夫です!」と迷惑そ
うな顔つきで、親子三人でその場をすぐ
さま立ち去っていきました。
今般の体罰問題はプレゼンスをキープ
したい橋下市長のパフォーマンスなのか?
行政が部活動の体罰に介入するのなら、
その前にDVや親族による児童虐待へ
の介入していただきたい!そちらが先決
ではないですかね?
毎年増え続けている児童虐待発覚件数
は氷山の一角でしかないという議論も
あり、ある種の遺伝病のように個人情報
の保護や民亊不介入によって隠蔽、隠匿
されて来た犯罪が児童虐待です。
非生理的遺伝子をリチャード・ドーキンス
博士はミームと名づけましたが、ミームと
いう形で、親から子へ受け継がれてしまう
DVを食い止めなければ、今も、この瞬間、
子供たちは被害にあっており、それが次
なるDVや体罰へと受け継がれ、それを
誘発していくのです。
あの少年は生き延びることができたと
しても、その地獄の日々は、彼をまた、
DVや体罰の加害者にあるいはもっと
過激な存在に変貌させてしまうのです。
皆さん、それでいいんですか?