なぜ、紳助氏はレターマンなのか?
紳助氏とはまったく交流がなかった
ため、今般の件についてコメントする
ことは何もありませんが、一つだけ、
明らかな彼の功績は日本の司会業
とお笑いに欧米流話術を持ち込んだ
ことでした。
紳助氏が登場するまではデービッド・
レターマンやジェイ・レノのような早い
突っ込みをするトークショーホストは
日本に皆無でした。
おそらくそうしたものを受け入れる
素地はテレビやTSUTAYAを経由して
速い展開のアメリカンドラマが普及し、
テンポ感あるニュース報道もCNNを
通じて番組制作に影響したからでは
ないか、と思います。
そうしたスピード感がトークショーの
司会にテンポを要求するようになり、
紳助流の登場があったわけです。
かの「戦場のカメラマン」は、ある意味
そのアンチテーゼとして存在していた
のでしょう。