オレオレ総理たち!
鳩山前総理は総理を辞職するときに
任期満了で議員もやめることを宣言し、
その後「やめるのをやめた」と撤回した
ご本人だから、菅総理をペテン師呼ば
わりしにくい筈なのですが、一番気に
なるのは、時期を明確にしない総理の
退陣表明と党議拘束で腰砕けになって
しまった民主党衆議院議員たちです。
オレオレ詐欺被害にあう人たちを保護し、
その生命と財産を守る立場にある人たち
自身が、オレオレ総理に一杯食わされて
しまう、そのナイーブさこそが、よほど、
リスキーなのです。とりわけ、国際社会は
魑魅魍魎渦巻く環境にあり、領土・領海
問題をはじめとする外交上の失点を政府
民主党はそのナイーブさ故に重ねて来て
いるわけです。
マックス・ウェーバーが要求した政治家の
資質には情熱・責任感・判断力があります。
議員宿舎に愛人を連れ込み、オレオレ総理
の退陣表明に振り回される国会議員たちの
どこに、この資質を見出せるのでしょうか?
「選んだ国民が悪い!」といえば、その通り。
「国民と政治家のレベルは比例関係にある」
このことが当てはまってしまうのは選挙の度、
名前を連呼する候補者に選挙民が投票する
からなのです。