日本人を動かすもの
日本の土を踏むと「えもいわれぬ緊張感」
を感じる外国人は少なくありません。
紙のドア(襖)と紙の窓(障子)に囲まれた
「丸聞こえライフスタイル」を過ごしてきた
日本人はお互いを監視し合う抑圧社会を
形成してきました。
そのおかげで、戒律の強い宗教は日本に
根付くことはなかったのです。神仏混合で
神社仏閣は習合し、戒律の強いユダヤ教
やイスラム教は日本に普及しなかったのです。
この「抑圧社会」という戒律が日本人のエトス
(行動様式)となり、十七条憲法の第一条に
ある「和の精神」を体現したのです。
「抑圧社会」は日本語にも、その片鱗を見せ
ます。「~やばくない?」「それ、変だよ!」
などの表現には隠れ主語が存在し、正確に
表現すると「皆から見て、やばくない?」とか
「それ、皆から見て、変だよ」などの意味に
なっているのです。だから、日本人は好んで
「みんなから言われる」「皆、そういっている」
などと表現したがるわけです。
実はこの「みんな」が問題なのです。今や
「みんな」とはマスコミのことになるからです。
代表選においても管総理が優勢という報道
が流されたり、小沢氏では「選挙が早まる」
とか、小沢氏では「選挙が戦えない」などの
流言蜚語が飛び交い、「みんな」という言語力
によって日本人は心を動かされてしまうからなのです。