有名であれば、知事にも大臣にもなれる社会
タレント議員候補の数と、
二世・三世議員の数は、
日本政治の成熟度という
より、人を信用しないという
日本人独特のメンタリティが
そこに隠されています。
「どこの馬の骨かわからない」
という表現に見られる猜疑心。
この背景には
「人を見たら泥棒と思え」
「渡る世間は鬼ばかり」に
表れる日本人の疑心暗鬼
があります。
かの聖徳太子ですら、
17条憲法第一条に「和」
を持ってこざるを得なかった、
お互いを信用することのできない
「隙あらば」
「生き馬の目を抜く」
競争社会が
日本のGDPを押し上げて
来たのですが、同時に
この日本人の性質は、
血縁主義をベースにした
封建主義に近似した政治を
作り出してしまっていたのです。