経済学は生物学の支配を受ける
シマウマがライオンに捕食される比率
は平均化され一定です。これを個体群
の捕食比率predation rateと呼びます。
人類はこうした食物連鎖が支配する
生態系から飛び出し独自の生態系を
形成しました。これが市場経済です。
市場経済が形成される過程では、
捕食に代わる機能としての労働と
搾取の関係が形成され、はじめは
絶対君主や封建領主が奴隷や
労働者階級を搾取する構造を
作り出しますが、幾たびにわたる
市民革命等により、搾取の構図が
不労所得者(資本家)と労働所得者
の関係に落ち着き、現在に至ります。
不労所得者と労働所得者間における
労不労比率は、動物生態系における
個体群の捕食比率と近似値を持って
おり、それがパレートの法則なのです。
すなわち、経済学は生物学の支配を
受けており、今後も受け続けるのです。
*詳しいことは惑星経済学をはじめ
からお読みください!