ペーパーテストは仮想現実

Virtual Realityバーチャルリアリティ

とは、たとえば映画の世界、漫画や

ゲームなどの仮想現実のことです。

その対置概念になるのがReality

リアリティすなわち現実ということに

なります。ちなみに、

英語で「マジで？」というときはReally?

リアリィ？日本人がよく使う「リアル」

という表現方法は間違いです。

脳はバーチャルリアリティもリアリティ

も区別なくつながることができ、まったく

同じレベルで体験することができます。

ですから現実と非現実の区別がつか

なくなった場合、いわゆるゲーム脳が

犯罪に結びつくなどの議論が沸き起こる

わけです。

しかし、この考え方に立てばペーパー

テストも脳にとっては部分的バーチャル

リアリティになります。実際に現実社会

で使う脳の働きと、過剰なクイズ形式に

された学校教科は乖離しており、テスト

はリアリティからかけ離れた物になって

います。

クイズ問題解決能力は仮想現実における

脳の働きの一部を計測しているに過ぎない

ので、現実世界にそれを応用できるとは

限らないわけです。これはゲーム上ゴルフ

がうまくても現実にうまいとは限らないのと

一緒です。

いわゆる採用試験や入学試験においても

先述した労働力査定（過去ログ）のような

現実に即した能力測定を開発する必要が

あったわけです。

ペーパーテストもバーチャルリアリティ

だったのです。剣道がいくら強くても

真剣勝負で強いとは限らないからです。