ほんとうの政治主導とは? | ケビン・クローンオフィシャルブログ「ここが変だよ!! 日本人」powered by アメブロ

ほんとうの政治主導とは?

柔道一直線など、一芸に秀でる人間
は評価され、多芸は無芸と見下される
日本人の美学が企業の多角経営に

対するメンタルブロックとなっていた事は、

すでに述べました。この傾向が実は同時

に労働資源workforceの活発な取引きを
停滞させていたのです。


日本人は労働力を評価する際、能力
や実績ではなく、18歳当時の学歴と

学閥で評価します。終身雇用と年次

雇用(年功序列)の習慣が抜けきらない
労働市場において、個人の輝かしい

転職歴は履歴書において披瀝される

ことなく、18歳当時の偏差値のみ

評価されてきたのです


能力の高い中途採用が年次雇用や
政治力によって出世を阻まれ、成果

主義は「冷たい」などの感情論に押し

切られ、むしろ、転職歴を書かせない

労働市場こそが成果をあげられなか

った人たちの転職・再就職チャンスを

を奪っていたのです。ちなみに窓際族

いう概念は欧米人に全く理解できません


転職はノウハウや即戦力を意味します。
トレーニング期間を全く必要としません。
だから採用側が履歴書でみるべきは学歴
ではなく転職歴と達成実績だったのです。

学歴は学生など転職歴がない人材に

限って参考にされたものだった筈です


アメリカではRevolving Door回転扉とも
呼ばれている環境で官公庁から私企業
まで、活発に労働力は市場取引され、
高品質な民間労働力を政府/官公庁は

積極的に採用しております。その一方、

民間人側はたとえ給料が安くても官公庁

で働いた実績は履歴書において高い

評価につながるため積極的にPolitical

Appointeeとなるわけです。


ヘンリー・ポールソン前財務長官が

給料のいいゴールドマン・サックスの

会長兼CEOをやめても財務長官に

なったのはポリティカルアポインティー

が魅力的だったからです。


今般、鳩山政権は何人かの民間人

を雇い入れるようですが、できるだけ

たくさんアポイントするべきでしょう。

繰り返しますが、政治家を要職

つけることが政治主導ではありません