お金の作り方⑯金利の研究
20世紀は石油の世紀でした。
石油こそ、決済通貨の根拠
になりえる資源で、土中から
掘り起こせる金塊その物でした。
しかし、皮肉にも、石油を簡単
に掘り起こせる地域こそ、金融
資本主義と反目するイスラム教
の地域だったのです。
実のところマルクス主義の原点
はイスラム教にありました。
イスラム世界最大の学者であった
イブン・ハルドゥーンは14世紀には
労働価値説を唱えており、その著書
「歴史序説」で「労働こそが富の源泉
であり、所得は労働のもたらした価値
であり、労働の価値は、その労働量、
等級、需要度によって定まり、所得も
これに準ずる」と述べていたのです。
そもそも、イスラム経典のコーランに
よって金利を認めておりません。だから
イスラム圏の銀行は金利を取りません。
(あくまで原則として、ですがね)
このあと、金利について書きます。