お金の作り方⑮政教統一による有効需要
通貨は流動性(何にでも化ける力)を持って
いるため、人々はこの便利なサービスを使い
続け、通貨を増やすことを目指してきました。
「お金で買えない価値がある」という広告を
新たな流動性サービスたるカード会社が唱え、
お財布携帯やEdyなどの電子マネーが利用
されるようになった時点で、通貨自体すら、
持ち運びが不便な実物経済の遺物となって
行くのでありました。
でも、かつて金細工職人の金庫内に眠る金塊
の存在によって発行された預かり証を信頼して
決済し、金塊所有者の移転という形で取引き
されてきた方法は今では銀行口座に眠る預金の
存在を信頼して、電子マネーで決済するという
関係に移り変わっただけなのです。つまり、
金塊と通貨の関係が、通貨と電子マネーの
関係に変化したのです。
いずれもFiat Moneyであることには違いはない。
そんな万能な流動性をもつ通貨や電子マネー
でも化けることのできないものがありました。
それらはいった何でしょう?
「愛」ですか?
いいえ、違います。
お金で買えない価値ではなく、買わない価値。
たとえば、こんな具合です。
①通貨交換されない使役=無償労働
基本的人権不在の労働使役=奴隷制度や、
反対に積極的な慈善事業活動などです。
②潜在需要(お金で取引される欲求)
「お金で買えない価値がある」=潜在需要
「でもカードで買っちゃったよ」=有効需要
通貨交換される前の新技術・新商品・新事業
そして宗教的価値です。ここで、重要なのは
宗教です。
すなわち、宗教的価値と国家価値が統一化
されると、国家に納税しない国民でも宗教的
動機によってお布施や寄付をする有効需要
を導き出せるのです。
だから日本が統一的宗教を持てば、政府は
財政を改善することができるわけです。
国家に宗教的価値を持たせれば、必ずや
有効需要は生まれます。
宗教を国有化すれば財政は改善する!
しかるに日本という国家はすべての宗派、
宗教を受け入れるフリーメイソンと同じ
ビジネスモデルを採用しており、
故山本七平や小室直樹氏に言わせれば、
日本教という戒律不在の宗教が存在しているため、
統一宗教は形式的なものになってしまうのです。
だから、日本教という宗教を国有化するのです。