お金の作り方② | ケビン・クローンオフィシャルブログ「ここが変だよ!! 日本人」powered by アメブロ

お金の作り方②

経済の主人公の一つである通貨

(流通貨幣)とはいったい何なのか?


これについて改めて再考して

参りたいと思います。


以前、このブログでこう書きました。


経済とは略奪である


そもそも経済は資源の略奪から

始まりました。でも、これは生命

活動の本質でもあったのです。


人類の経済は

=>自然からの略奪。

=>他人からの略奪。

=>家畜からの搾取。

=>労働者の搾取。

へと進化を続けました。


そもそも、生物における

食物連鎖という市場には

三つのビジネスモデル

しか成り立ちません。


略奪
搾取
共生


略奪や搾取は被害者になる
個体にしてみればエントロピー

(無秩序)そのものであります。

しかし、生態系という市場全体

から見れば、均衡がとれている限り、

エントロピーはそこに存在しません。


食物連鎖におけるも、生態系

という市場においては共生に含ま

れると考えるわけです。ここであえて

分配も加えるならば、それは同種間、

近親間のみにおきる共生の一種と

なります。


とはいえ、人類の生態系たる経済社会

における経済的行為も本質的には略奪

と搾取がその原点にあり、それが過剰に

なればエントロピーは増大し、公益は

損なわれるわけです。


つまり、経済は本質的に性悪説における

性悪=エントロピー増大を内包しており、

均衡を欠けば悪そのものになるという訳です。


すなわち市場には「神の手を汚す人の手

ともいうべき、自然な価格決定を阻害する

営業・交渉・契約・汚職・詐欺・縁故という

魔物すなわち情報の非対称性が潜んでおり、

それが積もり積もったときエントロピーは増大

し、様々な破綻を経済社会にもたらすのです。


本質的に「略奪」と「搾取」から出発した経済 

を「共生」と「分配」という戦略に転じたことに

より、人類は他生物の生態系とは独立した

独自の生態系=市場を形成し、エントロピー

の逓減に成功してきました。しかし、逓減され

エントロピーは外部に放出され、環境問題

をつくり出します。


そして、人類がその生態系を共生分配に

シフトしたとき「評価」という行為が誕生しま

した経済とは評価である」という以前から

の主張は通貨のもつ利便性へとつながります。


通貨とはこの評価の尺度だったわけです。


                   ...つづく