蛭頭円ジェルズ
ITバブル以降に大量発生した
「キャバ嬢ビジネスモデル」で
金持ちにたかりながら恋愛する
女性たちを「蛭頭円ジェルズ」
などとぼくは揶揄してきました。
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しかし、時代を昭和まで遡ると
左翼系が日本にもたらした
「清貧の思想」によって、
鳩山ファミリー的ブルジョワ階級
を弾劾するアニメやドラマは跋扈し、
ボンボン・お嬢は皮肉を込めた
言葉でもありました。
アニメやドラマにおいて金持ちは
大概いじわるでしたよね?
これが二度にわたるバブルに
よって完全に変わってしまいます。
戦後の日本は
格差=>総中流=>バブル=>格差
のサイクルに入っていたわけです。
蛭頭円ジェルズが生息できるのは
バブルから格差の時代にかけてです。
しかし、考えてみれば蛭頭円ジェルズ
はハングリーさの裏返しでもあります。
彼女たちを阻むこと、清貧の思想を
押し付けることは果たして日本経済に
とっていいことなのでしょうか?
次回「マイノリティーはなぜ繁栄するか?」