心に仕込まれた爆弾
「おまえは既に死んでいる!」
という北斗の拳の名ゼリフは
母娘闘争においても有効なのです。
たとえ「子離れ」や「親離れ」が
成立して、娘が独り立ちしても、
あるいは、
娘が母親の面倒を見るように
なり、立場が逆転したとしても、
娘の頭の中、心の中には既に
爆弾が仕込まれていたのです。
母親と娘の世代間闘争は
はじめから母親の勝ち戦であり、
娘の負け戦だったのであります。
母親が娘に適わないものは
何でしょう?
それは「若さ」です。
では、娘が母親に適わないものは
何でしょう?
「経験」?「知識」?
いいえ、違います。それらを持って
いる女性は他にもたくさんいますね。
答えは「洗脳」です。
とりわけ日本では子育てが事実上、
母親の専権事項になっているため、
母親は聖母にも暴君にもなりえたのです。
授乳期~思春期までの子供たちは
無条件に母親を信頼し、「しつけ」
という名を借りたマインドコントロール
はされ放題だったのです。
もしも、同じ時期、母親が夫婦生活に
不満を抱いていたり、家事・育児ストレス
を抱えていたら、どうなるでしょう?
それらは、ほぼ間違いなく、こどもへと
向けられてしまうのです。
このとき、行われる「しつけ」によって
子供たちは一生涯、爆弾を抱えて過ごす
ことになるのです。
生涯を通して、仕込まれた爆弾は様々な
場面で顔を出し、暴発し、「だめんず」から
「反社会的行動」に至るさまざまな爆発を
繰り返していくのです。
この爆弾をディフューズdefuse解除する
方法は「悪女を科学する」過去ログにも
ありますが、今後も、書いていくつもりです。
いわゆる「だめんず」も、「負け犬」も、
「バツ∞」あるいは「アラフォー」も皆、
心の中に爆弾を抱えており、たとえ、
あなたが母親の抑圧に気付き、母離れ
を果したとしても、自分自身の中に爆弾を
既に抱えていることには、まったく気付いて
いないのです。