市場経済学との決別
環境問題というのは人類に
とっての環境という問題です。
崖っぷち犬や矢ガモが
カワイソウなのは、
人類がそう選んでいる
からでペットにされる動物も、
食される動物も、人類が
そう決めていただけです。
このブログで主張してきたように
経済の原点は略奪です。
はじめは大自然からの略奪。
おつぎはお互いからの略奪。
争いをなくすために共生という
大自然の知恵を借りてきて、
「法治」という人工的手段に
よって市場経済という取引空間
も生み出してきたわけです。
しかし、やはり、その原点は略奪です。
だからこそ、神の見えざる手が、
神の見ていないところで人の手に
よって歪められ、自由市場に
おいても適正な取引きは現実に
は一つも存在しないわけです。
なぜなら、市場には
自然な価格決定を
阻害する営業・交渉・契約・
汚職・詐欺・縁故などの魔物が
たくさん潜んでいたからです。
こうした泥だらけの市場を
あたかも聖なるもののように
扱うキレイゴト「市場経済学」よりは、
人間の本質に迫る、泥臭さを
具有したゲーム理論の方が、
より現実味ある経済政策が
期待できますし、人間機能を
生理的に解析してくれる
心理学や行動学の方が
政治経済を統一的に解釈でき、
経済の本質に迫れるものと考えられます。