能力の幽閉と人材の流動化 難易度①
現行の公務員制度における
最大の難点は人材の幽閉です。
日本でもっとも有能な人材を
税金漬けにして、市場から遠ざけ、
霞ヶ関に閉じ込めてしまっている
ところです。
成果主義がなく、インセンティブも
働かない、税金づけ状態では、
どんなに能力の高い人材であって
も、やる気も、能力も退化させて
しまうわけです。
4500の天下り団体に25000人の
官僚が天下っているという事実は、
税の無駄遣いもさることながら
人材の無駄遣いに他なりません。
そこで、公務員試験制度を廃止
もしくは改正することにより、
優秀な人材を官庁の幽閉から
解放し、人的資源として市場に
放流することができます。
エリートたちを国家公務員
として幽閉、税金漬けにして、
堕落させるより、彼らを市場に
流動させることにより、経済は
大きく活性化し、大きな経済
効果を得ることができます。
*人材の流動化による経済効果
公務員試験制度の廃止(改正)
は直接、現職公務員の利権に
抵触しないため、抵抗勢力は
小さい上、中途で天下っていった
キャリアを呼び戻すことにもなり、
天下り廃止を促進させます。
また、外部に開かれることにより、
政権与党が局長以上を任命する
スポイルズシステムspoils system
を導入でき、政治主導の行政が
実現されます。
政権交代のたびに人事が変わる
管理職(高級官僚)は政府の方針
に忠実に働き、それが、そのまま
選挙民の民意を反映した政治主導
と相成るわけです。
このことで天下りは根絶します。
次回「身分制度とGHQ」