国家公務員試験を廃止せよ! | ケビン・クローンオフィシャルブログ「ここが変だよ!! 日本人」powered by アメブロ

国家公務員試験を廃止せよ!

官僚ファシズムの

力の源泉は

学歴社会です


官僚はエリートでなければ

ならないという固定観念と、

国民の生命と財産を預かる

官僚という脅し文句。


これらの呪文に今まで

日本人は

縛られてきました...。


でも、本当に官僚は

エリートでなければ

ならないのでしょうか?


Σ(゚д゚;)

官僚にはもう一つ、

呼び名があります。
公僕Civil Servant


公僕は国民に福祉する

職業という意味であり、

滅私奉公とまでは、いわずとも、
ボランティア活動に近い、
NPO的性格の職業の
筈でした。


公共性の高い職種
だからこそ、国民の
誰もが参加できる...


すなわち、ポストに

空きがあれば

誰でも応募でき、
出世・転職したければ、
また新たに応募して、

採用される開かれた、
オープンキャリアシステム
open career system

望ましかったわけです。



つまり現行のクローズド

キャリアシステムclosed

career systemこそが、

延々と天下りまでの道程

形づくっており国家公務員

試験制度こそ廃止されるべき

ものだったわけです



そもそも、

官僚が優秀でなければ

ならないという発想は

古くは中国の「科挙」にまで

さかのぼります。


科挙の時代は封建社会です。


封建社会の権力者(皇帝)に

は三つの課題がありました。


権力基盤を強固なものにし、
安定した政権づくりのためには


能力のある者をそばにおけ!
=>広い中国、地方で蜂起させない。


汝の敵をそばにおけ!
=>監視・監督できる
発想は宦官や参勤交代に同じ


富国強兵!
=>国家成長・版図拡大


中国で隋の文帝によって
始められ、清の時代まで
598年~1905年)1300年間
つづいたこの官僚登用試験は
日本でも平安時代に「方略試
として導入されましたが、その
能力制度が貴族(世襲)社会を

変えることはありませんでした。


しかし、その後、急速な近代化を

目指した明治政府が1894年に

採用した「高等文官試験」は、

まさに先ほど掲げた政権基盤

安定国家成長のための三つの

要請に基づいていたわけです。


封建主義のなごりを持つ

中央集権国家は国家試験を

採用することで富国強兵を

実現できたわけです



この仕組みは、その後、日本が

経験する、多くの国際戦争に

役立ち、市場主義経済が覇権を

握る前の経済成長には大いに

貢献しました。


しかし、今日、主権在民の

民主主義社会と、市場主義経済

生きる私たちにとって封建主義

なごりも、中央集権ももはや無用の

長物だったのです。

             

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