北の国から② | ケビン・クローンオフィシャルブログ「ここが変だよ!! 日本人」powered by アメブロ

北の国から②

政府公式「挑発」報道で、

ますます孤立化を深める北朝鮮。

その一方で、日本のワイドショー

による潜入ルポ

黙認どころか、むしろ、

その取材に協力している様子

平壌宣言」以前

にはなかったことです。


そして、最近では、

将軍様ご長男の

金正男氏が親善大使として

流暢な英語で、気さくに

インタビューに答え、

微笑外交を振りまいてます。

この絶妙なバランスのとり方は

北朝鮮の外交能力の高さを

表しています。


では、なぜ洗練された外交術

持つ北朝鮮が、現状を打開

できないのでしょうか?

まわりが悪いのです。

国内の権力継承問題も

さることながら、

実は国際社会が悪いのです。


北朝鮮問題を長引かせているのは

他でもない六ヶ国協議そのものです


船頭多くして船山登る」のことば

通り、プレイヤーがたくさんいれば

会議は踊るされど進まず」に

ならざるを得ません。


北朝鮮側にしてみれば、

六ヶ国協議はかつての

列強による日本への

三国干渉のようなもの

一国とだけ交渉したいのが本音。


太平洋戦争後、敗戦国だった

日本と交渉したのは

事実上アメリカ一国です。

その結果、日本は、

これだけの平和主義経済大国

なれたわけです。


もしも、このとき

連合国や戦争被害国が

グループをつくって

集団交渉していたら、

日本はどうなっていたでしょう?

日本の戦後はまだ続いて

いたかもしれません。


北朝鮮がもしそれを望むなら

日米安保の枠組みの中で

日本はアメリカに交渉権を

付託するべきでしょう。

プレイヤーが少なければ少ないほど

交渉はスムーズに進むのです。