現代のおとぎ話 難易度② | ケビン・クローンオフィシャルブログ「ここが変だよ!! 日本人」powered by アメブロ

現代のおとぎ話 難易度②

多数決としては同型の

市場経済と民主主義が

対立関係になる境界線

はどこにあるのでしょうか



この境界線は国の税制です

政策という商品は市場ではなく、

選挙というシステムで取引き

されるため、ねじれ現象は常に

選挙と市場の間で起きています。


そこで想像を巡らして見ましょう。


国民が納めている税金を、

政党株と国債に分けて保有

できるならば政治市場という

新たな取引き市場を併設する

ことで以下のようなプロセスが

考えられます。


政治市場で株式公開された

政党株式会社国債によって

運営される政府および行政を

想像してみましょう。


たとえば政権与党(政府)の

株価が下がり、他党の株価が

上がる政府は決められた職員

の雇用を維持できなくなり、政権

を手放して、株価の高い政権

交代が自然と行われる仕組みです。


もともと税金ですから株式の売買

による利益確定は制限されますが、

さまざまな株主優待は受けられます。

また政治株は原則として政党以外が

現金化できないこと、他の資本市場

で取引きするとその価値は十分の一

になるなどの規制は必要になります。


一方、裁判所から警察・軍事・外交

などの行政機能は第3セクター

アウトソーシングでまかない、政党

GDPper capita上げることに専念

するわけです。


確かにおとぎ話のような話ですが、

約十年ほど前にKKベストセラーズ

の拙著「空爆式ディベート革命」

書いた内容です。今ほど、新たな

イデオロギーが求められる時代は

ありません。でも、市場主義経済

火傷負ってしまい左傾化した人類

しばらくの間、小さな政府には

見向きもしないんでしょうね。