母親が盗んだもの
昨日、自由が丘でこんな
光景を見ました。ある意味
よく見る光景だと思います。
本屋さんの店頭で絵本に
夢中になっている5~6歳
の子供に母親は「ほら、
行くわよ!何してるの?
置いて行くよ!」
子供は夢中になっていて
聞こえなかったようです。
すると、母親はスタスタと
行ってしまいました。
数秒後その事態に気付いた
子供は泣きべそ状態になり、
「ママ~っ」と追いかけて
行ったのです。
母親のとった一連の行動に
よって何が失われ、得られた
のでしょうか?
母親は子供に対して、
「集中してはいけません」
「好奇心を持ってはいけません」
「母親には絶対服従です。」
ということを教え、子供は
「置いてきぼりにされること
こそ、愛されること」という
メッセージを受け取ったのです。
母親は見事なまでに次の式を
子供の心に刻み込んだのです。
集中すること+好奇心を持つこと
=母親に捨てられる恐怖
将来、この子供は集中力と
好奇心を欠いた大人になり、
母親の気分としつけによって
それは奪われたのです。
もちろん、だめんずたちの
男性に対する偏見や固定
観念もここに由来します。
子供の人格と能力は母親
次第というのはまさにこの
ことを指していたのです。
もしも子供に規律を教えたい
のなら、それはゲームという
形で教えていくべきなのです。