なぜ女性が世界を支配するのか?
人類の女性が男性を支配するビジネスモデル
については「悪女を科学する」シリーズにおいて
さんざん描いて来ました。
一般家庭において女性優位の構図は如何にして
つくられるのでしょうか?
母親は哺乳類の特徴である哺乳行為の際、
男女問わず、子孫への支配権を握ることが
できるわけです。それは...
「母親は間違ったことを言わない」
「母親は必ず正しい」
「母親はつねに犠牲者だ」
「悪いのは母親以外の環境である」
と言ったpreconceptions前提概念を
乳幼児期から思春期までに植えつける
ことにはじまり、女性の支配は子孫を
洗脳するところから生まれて来るのです。
この仕組みは女性が支配を手にするため
の要(かなめ)であるため、下剋上で相争う
女性たちも、この点は全員が支持し、協調
します。
その結果、聖母マリアのような純潔さと
慈愛を何よりも勝る力として、あたかも
黄門様の印籠のごとく、場面場面に
おいて活用し、すべての女性たちが
そこに便乗する形で支配力を高めて
行ったわけです。
かつて、どのような男性支配者が歴史に
登場しようとも、その男性にも必ず母親が
おり、また、妻はその子供を育むため、
男性の支配は必ず女性に戻されてしまう
のです。支配権の母性返還です。
人類社会では支配者であることよりも
支配者の母親でいることが最高権力
だったのです。
かつて匈奴の侵略を受けた楼蘭王国
の男子はすべて虐殺され、姫君たちは
つぎつぎと後宮にされて行きました。
そのとき、楼蘭の姫がつぶやいた一言
「これで匈奴も私たちのものね!」
女性が人類社会を支配していることは
欧米のレイディーズファーストカルチャー
や徳川政権における大奥華の乱・女の
権力闘争を見ても明らかです。