文字が魔物である理由①  | ケビン・クローンオフィシャルブログ「ここが変だよ!! 日本人」powered by アメブロ

文字が魔物である理由① 

思考とは論理を失わない
トランス状態のことである

これを可能にしてくれる
ドラッグが文字なのです


禅を組んだり、深い瞑想に

入れる人の持つ集中力は

極めて特殊な能力のように

映りますが、おそらく、他の

動物からすれば、テレビを

集中して何時間も見続けら

れる人類は驚異なのです。

画面から生じる電気信号を
見ているだけですからね。


しかし、さらに驚異的だった

のは、紙や電気信号に浮か

び上がる文字あるいは文字

の羅列を追っているだけで

トランス状態に入ることの

できるあなたです。あなたは

漫画という象形文字文学

夢中になれ、小説をたしなむ

こともできたわけです。


文字というものが発明された

当初、それが大量記憶装置

であった旨は以前、書きました。

倭語」という「話語」すなわち
文字のない話し言葉」を使用

していた日本人は実に脅威的

な記憶力をもっており、古事記

や日本書紀をゾロアスター教

の司祭よろしく、まるごと暗記

して口伝していたわけです。


しかし大量記憶装置としての

文字を手にした途端、もはや

暗記する必要は、なくなって

行ったわけです。


でも、「文字」というものの

機能は単なる記憶装置だけ

ではなく、仮想現実へと誘う

(いざなう)特別なおまじない

だったわけです。


仮想現実と現実の区別が

ない脳にとってゲームや

想像もまた現実であります。

文字は文字通り仮想現実

への入り口だったのです。


サンスクリット文字に意味を

持たせる真言宗系もまた

文字の力を利用していたのです。