愛の経済学① | ケビン・クローンオフィシャルブログ「ここが変だよ!! 日本人」powered by アメブロ

愛の経済学①

経済は善か悪か?


この問いの答えは

小生が以前書いた

人は生まれながら

にして善の「性善説

人は生まれつき悪

という「性悪説」議論

までさかのぼります。


このとき、小生は

悪とはエントロピー

の増大を指し、善は

エントロピーの減少

であると結論づけた

のを覚えてます。


エントロピーとは無秩序

や乱雑さを示す物理量です。

生物学や経済学において

均衡や秩序の崩壊を

エントロピーの増大と捉えます


あらゆる生命体が

個体の維持」と

種の維持」という

ビジネスモデルを

継続する上で大敵

なるのはエントロピー

の増大です。


生物の経済活動は

生態系という市場に

よって調整されて

おります。この市場

には食物連鎖という

神の手が存在し、

エントロピーを排除

しながら、地球環境

を維持してきました。


ここで人類の生態系たる

経済へ話を進めましょう。


経済はそもそも資源の

略奪からはじまりました

大自然からの略奪。

他人からの略奪。

家畜からの搾取。

労働者の搾取と続きます。


そもそも、食物連鎖という

市場には三つのビジネス

モデルしか存在しません。

略奪

搾取

共生


略奪や搾取は被害を

受けた個体からすれば

エントロピーそのものです。


しかし、生態系という市場

全体からすれば均衡がとれ

ている限り、エントロピー

存在しません。食物連鎖に

おいての共生

含まれると考えるわけです。


分配という行為は鳥類、

ほ乳類が同種子孫に対して

のみ施す、めずらしい現象と

考えられます


人類の生態系たる経済社会

における経済行為も本質的

には略奪と搾取がその原理

であり、それが過剰になれば

エントロピーは増大し、公共

の利益は損なわれる訳です。


つまり、経済は本質的に性悪

を内包しており、均衡を欠けば

悪そのものになるという訳です。

以前「神の手を汚す人の手」に

おいて小生が書いたように

市場には然な価格決定を

阻害する営業・交渉・契約・

汚職・詐欺・縁故という魔物

潜んでいるからです。