教室にも三権分立を!
ある目的のために組織が
つくられると、その目的は
時間とともに、次第に失わ
れて行きます。
なぜか?
組織を維持することと
組織内の政争がその
主たる目的に変化して
行くからです。
これを「過剰最適化」
もしくは
「目的逓減の法則」
俗に
「制度疲労」といいます。
たとえば、元財務官僚でも
武藤敏郎氏と榊原英資氏
あるいは高橋洋一氏と各々
三人三様、十人十色の
意見や考え方があります。
つまり、役人は、必ずしも
一枚岩ではなく、統一見解を
常に持っているわけでは
ありません。
しかし、それが財務省という
組織になるとどうでしょう?!
政争に勝った人間の意見が
凌駕し、それが統一見解となる
わけです。つまり、正論や
多数決よりも、よく通る声は
政治的に作られるわけです。
だから、
政治力は整合性を排除する。
わけです。
そこで「権力分立」
そして「三権分立」を
シャルルドモンテスキュー
やジョンロックが編み出して
行ったわけです。これぞ
世紀の大発明!
このことは何を意味しているか?
政府や国家のような大きい組織
でなくとも、中小企業あるいは
生徒会レベルであっても三権分立
という人類最大の政治発明を活用
するべきだということです。
だから、各省庁内にも三権分立に
基づいた機関と権能を設けましょう
(^O^)そういえば...
以前「スーパーモーニング」という
生放送で教育問題を扱った際、
小学生から法律という教科を
学ぶべきで、教室にも、生徒会にも
三権分立を設置すべきだと、
申し上げました。このとき同席した
やくみつるさんや弁護士の方が
強く反発していたのを覚えてます。