私を役所に連れてって②
「霞ヶ関政権」から
脱却するためには、
「肩たたきをなくすか?」
「天下りをなくすのか?」
という二者択一の議論で
はなく、アメリカ方式を取り
入れていく必要があります。
政治家が冠婚葬祭など
選挙活動に専念できる
よう、政策から立法まで
官僚がめんどうを見るの
ではなく、政治家主導の
立法/政策実現に役所
を協力させるための
仕組み&スペシャリスト
が必要となるわけです。
いわゆるpolitical appointee
ポリティカルアポインティは
政治的に指名された者
(党貢献者やスペシャリスト)
が役所をリードして政治家を
補佐する仕組みなんです。
アメリカの役所において
課長職以下はgeneral schedule
ゼネラルスケジュールと呼ばれ、
政策立法そのものはしません。
その上に立つ局長クラスたる
ポリティカルアポインティが
上・下院議員と組んで実際の
政策立案、立法を行います。
だからこそ、政権交代して
チェンジができるわけです。
脱官僚を謳う日本の民主党
が、局長クラスにも議員を据
えると息巻いて役所に部屋を
用意するよう電話を入れたら、
「そんな部屋はつくれません」
と断られたそうです。
もちろん、現在のように
政務官が2~3人いる
程度で役所をコントロール
することはできません。
結局、現在の議員内閣制の
もとで霞ヶ関を完全にモデル
チェンジする事は不可能です。
だから、憲法を修正して
いく必要があるのです。
。。。。。。。。(;^_^A
ポリティカルアポインティに
選挙貢献者を選ぶ理由は
論功行賞と同時に役人の
政権に対する忠誠心を
確保するためです。
役所に行きたければ、
選挙を手伝えという訳です。