恋愛人類① チームメイト
ツバメは同時に三つの卵
を産み、三つとも違うオス
のものであることは以前、
「男の品格」シリーズの
中で書きました。
ツバメはこの戦略により
多様な子孫を生み育て、
環境の変化にも適応でき、
生存率や種の保存に役立
てています。
チンパンジーのメスは乱婚。
発情期に複数のオスと交尾
します。このことによって
子宮内の精子間競争が激しく
なり、人間よりも活発な精子
を生き残らせています。
「万物の霊長」などと高を
くくっていると、優秀な子孫
を残せる生物たちに人類は
やがて追い抜かれる日
が来るやも知れません。
人類が唯一対抗できる男性
戦略は愛人・めかけ制度。
古今東西で横行していますね。
一方の女性は夫以外の男性
に妊娠して自分の子供として
育てる戦略です。子供が
父親似でない場合、血液型か
DNA鑑定しかその真相は
知りえないため鑑定のなかった
時代に横行していた可能性は
否めません。
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ブラピ一家のような養子縁組法も
戦略の一つですが地縁・血縁重視
の日本人にはなじまないようです。
でも、このメンタリティーこそが二世
三世議員を生み出すの淵源だったのです。
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人類も子供が三人生まれると
三つ子でもない限り、三人三様
の個性を持ち合わせています。
ある子供は勉強が嫌いでも
スポーツが得意だったり、
ある子供はガリ勉だったり、
あるいは幼少時代、無能でも
大器晩成型だったりします。
つまり、子供の出来、不出来は
人類が多様化しようとする進化の
メカニズムであり、親はけっして
学歴など自分の欲望を子供に
押し付けてはならないわけです。
なぜなら、精子間競争がなくとも
多様性を生み出すように人類は
プログラムされていたからです。
だからこそ...
「蛙の子は蛙」という言葉
とともに「鳶が鷹を生む」
という表現もあったわけです。
つまり、二世・三世議員が
いなくても政治は成り立つ
ということなのです。
人類が食物連鎖の頂点に
立てたのはチームワーク
と多様性のおかげです。
駅伝をはじめとする競技
やチームワークを必要と
するスポーツ、HEROS
サイボーグ009、XMEN
などの物語になぜ人々が
感動するのか次回書きます。