グローバルアジア構想 | ケビン・クローンオフィシャルブログ「ここが変だよ!! 日本人」powered by アメブロ

グローバルアジア構想

景気循環という見方からすれば、
グローバル経済とアメリカ金融
破たんがもたらした未曾有の世界
金融不況は再生や新しい秩序へ

のチャンスでもあります。

政府に頼るばかりでなく、
民間レベルでできる構造改革や
マーケットの育成は極めて重要

な作業となります。


中小企業の国際化


日本を一歩出ると日本人や日本企業

は高いブランド性を持っています。
日本人は意外とこのことに気付いて
いません。世界進出した多国籍日系
企業のみならず、今後は中小企業も
積極的に海外進出する時代に入ります。


アメリカ輸出依存型経済から脱却し、
日本の優れた技術や知財、人材を

世界の隅々まで進出、浸透させる

ことが日本の再生には欠かせない

のです。


時間やコストのかかる見本市のよう

大掛かりなイベントでなく、中小企業の

社長・経営者が直接、海外のカウンター

パートと出会え、情報交換し、ビジネス

構築できる、お見合いシステムこそ、

激変するグローバル社会・経営環境に

迅速対応のできる最良の手段といえます。


世界の企業と日本の中小企業を

つなぐインターフェースには二つの

方法があります。


一つ目はAlibaba.com等に代表される

ネット上の取引です。

そして、もう一つはオフラインで直接、

経営者同士が出会える国際同業種・

異業種交流会であります。


小生が唱える

グローバルアジアプロジェクトは、

この二つのインターフェースを有効

にシンクロさせながら、日本の中小

企業群を軸にした巨大ネットワークを

世界に構築してまいります。


アジアドメイン


ブロック経済化する世界環境の中で

日本のドメインは世界で最も人口の

多いアジアにあります。中国13億人・

インド9億人・アセアン諸国5億人の

人口を抱え、この27億人にロシアまで

加えれば、BRICs3国までも入れた

成長性の高いドメインを日本は持って

いることになります。


このドメインこそが21世紀の世界経済

を牽引するエンジンになることに異論の

ある方はいないと思われます。この機会

に日本は軸足をアメリカからアジア諸国

へ移し、アジアの成長を促すインフラ整備

やマーケット育成に積極参加することが

肝要であります。

ADB(アジア開発銀行)によって最近完成

した昆明からバンコクをつなぐ南北回廊の

サービスエリア構想や日本・メコン中小企業

交流会の企画を検討していただいております。


タイ王国におきましては、タクシン元首相派

と反タクシン派の綱引きは今しばらく続く模様

でございますが、政治と経済/ビジネスは完全

に切り離されており、反タクシンPADグループ

による空港占拠は前例をみない極めて珍しい

ケースといえます。


また、タイ国民の旺盛な消費欲と成長性は

未だ目を見張るものがあり、東芝と同じ時価

総額を持つPTT(タイ石油)をはじめ世界上位

2000社にタイ企業は13社がランクインして

おります。

慶応大学吉野教授が提唱するように

今後はレベニューボンド(収益性債権)を

活用することでアジアのおけるインフラ事業

を積極展開し、また、マーケットの育成に

つながる生産性あるイベントやメディア戦略

を積極的に打っていくことこそ、この地域に

おける緊急課題であります。