ミクロ化する経済 | ケビン・クローンオフィシャルブログ「ここが変だよ!! 日本人」powered by アメブロ

ミクロ化する経済

80年代の日本は欧米から日本株式会社
と揶揄されていました。製造業がつくり
商社が売り買いし、CIAでアジア局長
も兼任していたエゾラボーゲル氏をして
ジャパンアズナンバーワンと言わしめた
黄金の国ジパングだったのです。


でも、日本のビジネスモデルをみんなが
まねし始めます。バブルから複合不況で
日本が足踏みしている間に時代は変わり、
それまで先進国10億人で分け合っていた
ものをプラス28億人(BRICs諸国)
つまり、38億人で分けることになります。

榊原氏(MR.YEN)の仰る通りで、
原油高も穀物需要ももはや投機による
ものではありません。これからは石油も
食べる物も手に入りにくくなるのです。


おまけに世界中に寿司の美味しさまで
教えてしまった日本人。マグロの漁獲量
減少で苦しむのはその日本人なのです。

グローバル化経済とは市場が一つになり
そこを国家という企業が分け合うという
ことに他なりません。ミクロ化する経済
とは、世界というシングルマーケットで
日本株式会社がどのように行動取るかが
そのままマクロつまり国内経済に跳ね返
ってくる世界です。


この時代にお勧めできるのは、外務省と
経産省のM&Aです。あるいは外務省に
経済官僚を増やすことです。さもなくば
かつての経済企画庁の様なシンクタンク
を増やすことに尽きます。また政治家の
当落にMBAや経営者としての実績を
問う有権者が増えるべきでしょう。


一方、資源の奪い合いという構図は持てる

国と持たざる国という世界大戦前夜の姿を

再びよみがえらせます。国家100年の計を

立てられる国々はすでに戦争をはじめて

います。イラク戦争しかり、グルジア戦争

しかりです。平和主義ばかりを標榜している

日本やドイツは再び後塵を拝す後発部隊

なりさがってますね。

果たして、歴史は繰り返すのでしょうか?