血液型のマジック | ケビン・クローンオフィシャルブログ「ここが変だよ!! 日本人」powered by アメブロ

血液型のマジック

たとえば30代以上の人にむかって
あなたはかつて生活習慣病だったか、
生活習慣病にかかる可能性があります

といわれたり「加齢がはじまってますね
といわれて完全に否定できる人はそう
そういません。こうした、誰にでも当て
はまる事実を積み重ね相手を説得する
手法をForer Effectフォーラー効果といい
ます。犯罪者を説得するネゴシエーター
やマインドコントロールの手法・手品に

も応用されるpsychological operation

略してサイオプの一つとされています。


フォーラー効果の教えるところは人間
に個性などというものはないという考
え方です。すなわち、個性はマインド
コントロールによって、いかようにも
変更が効くというものの見方ですね。
しかし、こうしたgeneralization一般化

にも分類法を導入することによって

さらにより高い効果を発揮できること
は自明の理であります。
そして人間を

分類するには様々な方法がある訳です。

ちょっと挙げてみただけでも...


人種による分類
国籍による分類
地域性による分類
職業や職種による分類
骨学による分類
性差による分類
言語による分類

世代による分類
マーケティング上の分類
犯罪心理学による分類
精神疾患による分類
体型による分類
知能検査よる分類
性格検査による分類
などいろいろ存在してます。


いずれも心理学的・生理学的・社会的
根拠はあったとしても、これらの分類
法はいずれも一つの傾向を指し示すの
に役立っているだけで、それが全体を
代表していたり、個人のすべてを表現
していると考えるのは強引といわねば
なりません。血液型分類法もこの意味
においてはこの域を出ることはないで
しょう。


しかし、一方で、人間は一種類だけで
みな同じであるという視点では社会現
象や文化ひいては文明の持つ個性を

説明する上で役立ちません。すなわち
分類することは人間の持つ初歩的な

知性の表れであり、あらゆる学問の
基礎でもあったわけです。




血液型分類法は心理学的な側面だけ

でなく、生理学的な、文化人類学的な

側面からもアプローチしていく必要が

あると思われます。