読むより引け! | ケビン・クローンオフィシャルブログ「ここが変だよ!! 日本人」powered by アメブロ

読むより引け!

小生はとりたたて読書をしません。
昔から本屋に行っては読みもしない
本を買い集め、本棚に並べては喜び、
その後はあまり読みませんでした。
両親から無駄使いを詰られましたが
せっせと本を買っては部屋に並べて
ましたね。父親が読書家だったので、
真似をしたくて、カッコつけで本を

集めるのですが、手に入れると
興味が薄れ、適当にめくったあとは
本棚に積むだけの読書を全くしない
本のコレクターだったわけです。




今でもその傾向は強く、本を読むよ
り、考えることの方が好きなのです。

そんなこと言っても本を読まずに
どうやって知識を手に入れるのだ
!」
という疑問は小生自身も実は持って
いました。父親曰く「おまえは坂本龍馬

と同じ耳学問タイプなのだ!」
外交官だった父親にバカにされていた
ような気がします。 しかし、このこと
には、こんなカラクリがあったのです。




実のところ本は買うときに読んでいたのです
お金を出す以上は慎重に選び、内容を
精査します。この時点で読書は完了して
いたのです。そして一旦本棚に収まると
今度は辞書や百科事典に早変わり、
小生にとって本は辞書と同じ、引く
ためにあったわけです




食品偽装が社会問題になっております

が出版物なんてもっとひどいもんですよ。
タイトルと内容がかけ離れているものは
ザラ、厚みをつくるための水増しで内容

が薄くなったメタボもザラ。速読術の本

が売れるのなら、はじめから速読化して

ある薄い本にした方が環境にいいと思います。




自分の本が初めて出版されたとき

気になって本屋を覗いてみると、

それはまるで売春婦の飾り窓状態でした。

あらゆる本たちが「私を買って!」と

来店者に叫んでいたのです。そんな中、

自分の本はちゃんとしたメイクやスタイルで

お客さんを魅き寄せてくれているか?

とても気になったものです。




ハードカバーが売れなくなり、新書系も
週刊誌化している現在、読み次がれる
名著は生まれにくくなっています。
学問や知識が情報という概念に呑み込まれ
敷居が低くなった分、鮮度だけが重要なもの
になってきています
。それを加速させている

のはもちろんITです。だからこそ、小生は

ブログを書いているわけです。