パーティーを知らない日本人 | ケビン・クローンオフィシャルブログ「ここが変だよ!! 日本人」powered by アメブロ

パーティーを知らない日本人

少し読みやすくしました。


以前、青木さやかさんの番組で
オレンジジュースに氷を入れる
日本人の変わった習慣やその

お店で「氷を抜いてください」て

頼むとわざわざ計量して、その

分ジュースを減らすギャグのよう
な世界観について話しました。
たとえば内装にやたらお金を
かけた高級風レストランでは

客が入れ替わるたびに、

ウェイターが空手道場のごとく

いらっしゃいませ!」
ありがとうございました!」
の怒号を飛ばし合い、静かに
してくれるよう頼むと「うちは

の士気向上のために

やらせているんで」と店長は

変な顔をします。店長はもちろん

店員の為にお店を経営していた

わけです。だからこそ店員たちは

客の会話にかってに割り込んで

次々と皿を片付づけてしまうんです。




いわゆる「サービスの精神」が
日本に根付かない理由はチップ
制度がないためだとはじめは考
えておりました。しかし、チップ
制度はマニュアル至上主義の
日本人をいたずらに混乱させる
だけだったのです(°Д°;≡°Д°;)
それでは、なぜ、日本では変な
プロトコール(作法)が軒を連
ねているのでしょうか?
実は、マニュアルからしてすでに

変だったんです。つまり、それらを

作成した経営陣がサービス精神を

全く理解していなかったのです。
さらにクレーム(英語でコンプレイン)
を入れる客の方もこれを理解して
おらず「一流店とはこんなもの
と受け流していたわけなのです。


A Casual House Party


この不可思議な現象はパーティー
というイベントでも起きています。
日本人にとって、パーティーとは、
宴会であり、ビンゴ大会であり、
誕生パーティーや合コンであり、
結婚式の二次会でもあった訳です。
合コンの異型になるホームパーティー
も、その一つで、そもそもこんな言葉
は英語に存在しません。おそらく、
House Partyがホームパーティーに
変形して、合コンの隠れ蓑になった
変グリッシュ」の一種なのでしょう。
いわゆる~タウンや~ヒルズの
ホームパーティーへ行って驚いて
しまうのはホスト(家主/主催者)
が乾杯の音頭をとる際にパーティー
の注意事項をたんたんと話して、
それをゲスト(客人)たちが
しおらしく聞いている光景です。
注意事項を守ってみんなで
楽しくやりましょう
!!」まるで
幼稚園のお遊戯さながらなんです。



パーティーという文化をもたない
から仕方ないのかもしれませんが
パーティーのプロトコール(作法)
は原則として「出会いがある」こと
と「自由である」ことなのです。
そして、ホスト(ホステス)とゲスト
の役割は真逆です。ホストは
招き入れたゲストを楽しませるため
につくすのが礼儀なのです。
いわゆる水商売のネーミングは
ここに由来していたわけです。


「クレームを入れる」はstick a claim

に由来しますが、文句をいうはcomplain