日本の足腰 | ケビン・クローンオフィシャルブログ「ここが変だよ!! 日本人」powered by アメブロ

日本の足腰

日本を弱体化する政治構造。
それはまさしく「甘えの構造
なのであります。たとえば
暫定税率の失効によって、
政府は石油業界への支援策
を打ち出しました。もちろん
組織票が欲しいからですね。




でも、果たして、このような
甘やかし政策は企業や業界

を成長させるものでしょうか?
ちょっと坂道になったからと
いって車に乗せ、過保護され
て来た人の足腰はどうなるで
しょう?その人の体力は将来
どうなっていくのでしょう?

企業努力をしない企業が日本
中にのさばり出したら日本は
競争力のある国になれますか?




欧米の企業経営にはSWOT分析
というマーケティングの原則
があります。企業の現況を、
Strength強みのS
Weakness弱みのW
Opportunity機会のO
Threat脅威のT
四つの方向から分析にかける
手法で、企業はこれに基いて
戦略を立てていくわけです。




経営者は政局や株価に

原油価格をしっかりと見極め
ながらエンタープライズを
舵取りしていくものです。
航路を読み間違えたり、
警告に耳を傾けなければ
どんな優良企業でもかつて
のタイタニック号のような
憂き目に遭います。




1973年と1978年と二度にわたる
石油ショックを乗り越えてきた
日本株式会社は省エネや合理化
に技術革新や減量経営を断行し
80年代の繁栄とバブルを迎えた
わけです。暫定税率が失効した
くらいで、組織票欲しさに支援策
を打ち出す政府と、それをあてに
ぬるま湯商売をしながら便乗値上げ
する石油業界。日本経済は足腰から
高齢化がはじまっているのです。