悪女シリーズ55恋の生け花
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Catherine Ⅱof Russia in her 20s
去年100人の男があなたを口説いても、
今年は50人しか来ないかもしれません。
来年はさらに減り25人。再来年は12人。
その次は6人になるかも知れません。
「時間よ止まれ」という歌がその昔
流行ったのは時間が止まらないからです。
この文章を読み出したときより、
今のあなたは確実に老けています。
あなたが今25歳ならば歳を2倍して
みてください。50歳になった自分の
姿を目を閉じて想像してみてください。
既に人生折り返し地点に来ているの
かも知れませんね。つまり、今まで
してきたことをもう一回ずつすれば
もうそこまで来ているわけです。
人生は短いし、花の命はもっと短い。
Catherine Ⅱof Russia in her....
女性が「時間に嫉妬する」話は既に
書きました。40代を過ぎたあなたが
もしもタイムマシーンに乗って20代
のあなたの目前に現れたら...
「なにやってんの?」と憤りを覚える
かもしれません。1000万円出してでも
あなたの20代「1年分」を買い取りたい
と望むかもしれません。事実、時間を
逆行させるための技術がエステであり、
コスメなわけです。しかるに未来の
あなたが1000万円の値をつけた
20代の時間を現在のあなたはタダで
友達にあげてしまい、
薄給でアルバイトに捧げてしまい、
家族の行事や義務に無料で奪われて
しまっているわけです。経済学も
Time is money「時間はお金なり」
と考えています。お金を盗むのが
罪ならば、時間を盗むのも罪なのです。
幸せへのアドバイスその①は
40代過ぎてもやれることを
20代でしないということです。
友人と遊ぶことも、
アルバイトやパートは
40代過ぎてもできるんです。
でも、男から愛されることは
どうでしょう?世界一にまで上り
つめたセックスレス大国日本には
もはや愛が残されていません!
砂時計の量で測ってみてください。
母親はふんだんにある娘の時間に
嫉妬し、若さにも嫉妬します。
そして時間を持て余している友人
もあなたの時間に嫉妬し、それを
奪いにやってきます。
「ねぇねぇ、ほたる!来週月曜日
買い物付き合って、約束だよ!」
もしも誰かから、あなたの時間に
ロックをかけられたら、その人物は
あなたの時間を盗んだことになるのです。
浦島太郎物語の正反対が女性社会です。
玉手箱をあけると老けるのではなく
「箱入り娘」が老けてしまうのです。
籠の中のと~り~はいついつ出やる?
「もういいかい?」「まぁだだよ!」
とりわけ女子高から女子大へ進学した
女性達の*アクセサビリティは完全に
封鎖され、出会いはおろか周囲を女性
という壁に囲まれた嫉妬競争社会を
ひたすら生き抜いて行かねばなりません。
美しい花は甘い蜜でミツバチを
引き寄せ、受粉してもらうことで
子孫を残していきます。しかし、
その美しい花が箱の中に詰められて
いたら、どうなるでしょう?
「もういいかい?」「まぁだだよ!」
ミツバチは素通りしてしまいます。
しばらくして...。
「もういいかい?」「もういいよ!」
でも箱のフタをあけた時そこにあったのは
ドライフラワーだったのです。
*アクセサビリティ=
出会いや連絡などのつながり度合い