悪女54アーモンドハウスと華麗なる一族 | ケビン・クローンオフィシャルブログ「ここが変だよ!! 日本人」powered by アメブロ

悪女54アーモンドハウスと華麗なる一族

悪女を科学する」シリーズをはじめて
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読まれることをおすすめします。また
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人の両脚の長さは違うといわれています。
人は二足歩行に進化し、他の動物に比べる
と非常にバランスの悪い姿勢をとり続け
ています。直立不動であっても、重心を
どちらかにかけていますから、徐々に
癖がつき、腰がゆがんでくるわけです。
両目を閉じて、真っ直ぐ歩いてもらうと
大抵の人が右か左に寄って行ってしまう
のはこのためなのでしょう。当の本人は
もちろん真っ直ぐ歩いているつもりです。

心の歪みも実はこれに似ているんです。
当人は幸せに向かってまっしぐらの道を
歩んでいるつもりでも、他人から見ると
どうしてもズレた行動をとっている訳です。




例えばDV(家庭内暴力)の被害者が
何ゆえか暴力的な人物と結婚してしまい、
さらに自分の子供にまで暴力をふるって
しまう「ストックホルムシンドローム」は
そういった環境で育たなかった他人から
は理解できません。当の本人達もなぜ
自分がそういう行動をとってしまうのか
わからない場合もあるのです。そこまで
極端な例を引っ張り出さなくても、単に

両親のいずれかが情緒不安定だったり、

結婚や夫婦間に問題があった場合でも

子供の心は確実に歪められてしまいます。




親が情緒不安定になる原因はその一つ前の
世代家族、つまり祖父や祖母と、その子供で
ある親との関係までさかのぼることができます。

家族のもつ負の遺産、つまり、心の歪みは

残念なことに代々受け継がれてしまう訳です。
私はちゃんとした家庭に育ったのよ!」
と自慢げに語る女性も比較する材料が実際は

ないため、本当のところはわからないのです。
誰も自分の家族や家庭環境を査定する基準
を持っていないからです。もしも、どうしても

比較するならば、友人や親戚との情報交換に

頼るか、「サザエさん」や渡る世間~」の

華麗なる一族を観て、比べるくらいしか

手段はないわけです。...それはなぜでしょう?



Japanese Park


プライバシー・見栄・プライド・虚栄心の壁が

かくも分厚い物だからです。なぜ?

家庭も基本的に女性が支配する世界だからです。

それは誰のプライドでしょうか?

もちろん、母親のです。だからこそ、

お受験や公園デビューがあるわけですね。

四方を高いプライドの壁に囲まれ、

外からは全く見ることのできない、いわば
ブラックボックスになっている家庭は
ある意味、無法地帯であり、エゴの
ぶつかり合う四角いジャングルなのです。
どんなに建前やきれいごとを家族同士で
唱えたところで、例えば遺産相続問題に
なればモメるし、清らかな母性愛に満ちた
筈の女性たちが何ゆえか嫁姑戦争を
勃発

させるているわけです。離婚率32%で
1分20秒に一組別れているという数字
こそがブラックボックスの壁の一部が透けて
見える現実なのです。あなたの心は
家族の実像であり縮図だったのです。




(次回はアーモンドの育て方)