イナゴライダーの国
日本でバッタが正義の味方なのは瑞穂の国だからです。
日本人はバッタを食べます。そのことを指摘すると、
必ず返ってくるのが「それはイナゴだよ!」なんです。
でも、イナゴはバッタです。日本人の専売特許である
言霊の力は物の本質までも変えてしまえるわけです。
「生類哀れみの令」によって鳥以外は食してならずの
徳川綱吉時代に人々はうさぎを一羽、二羽と数える事
で誤魔化していました。(もちろん綱吉はマザコンです)
その名残りで、うさぎは今でも羽で数えるわけです。
ところが、この言霊を信仰するあまり、肩書きや
ブランドが一人歩きしてしまったのが日本社会なんです。
葵や菊の御紋に問答無用で従う縦社会を
水戸黄門症候群とぼくは名づけました。
日本の弁護士や議会議員の身に着けるバッチは
正に黄門様の印籠であり、「お上」の象徴なのです。
実はそこに日本の正義の本質があったのです。
アメリカでは弁護士も議員もバッチをつけません。
なぜならば民衆に仕える公僕の身だからです。
日本は正義の国ではなく、印籠すなわち権威に
従う忠義の国だったのです。ちなみにアメリカでは
最高裁判事の事をChief Justice正義の主と呼びます。
日本では裁判官すなわち官僚つまり役人なんです。
判事と検事と警察と刑務官の一人四役を同時に
テレビ番組で演じているスーパーヒーローたちの思想性
には、その国のお国柄がよく出ていると思います。
スーパーマンの発想上の親戚にあたるウルトラマンは
人類やウルトラ警備隊に対する忠義、ウルトラの親子
兄弟に対する忠義で、仕事をこなしているようですが
スーパーマンは自分の信じる正義のために
日夜挌闘しています。だから憲法学者でもあるのです。
ウルトラマンの遺伝子を受け継いだイナゴライダー達も
上司や権威に服従し、和の精神のためには正義をも
ねじ曲げ、忠義をつくすのです。戦隊系もライダー系も
しょせん役人だったのです。ちなみにアメリカの亀忍者
は日本の影響を強く受けているものと思われます。
....I think so too!