<悪女を科学する38=>心理学上の人称世界> | ケビン・クローンオフィシャルブログ「ここが変だよ!! 日本人」powered by アメブロ

<悪女を科学する38=>心理学上の人称世界>


一人称とは世界と自分が一つの状態です。
生まれたての赤ちゃんは世界と自分が
まだ、完全に分かれていません。
ある意味、完全にわがままな状態です。




二人称になると自分と世界が分裂。
泣けども泣けども母親がミルクを
与えてくれないとき、世界が自分の思う
通りにならないことを認識して、
世界と自分が分かれます。
自己と他者という概念が登場し、
このとき母親の存在を認識します。
ただし、他者はあくまで一つ。
まだ母親と父親の区別はつきません。



三人称は今のあなたです。
赤ちゃんならミルクを与える母親と
そばで笑っている父親を峻別できます。
はじめて自分から離れて、
父親と

母親の人間関係も理解できます。

ここから社会という概念が形成され、
自分の評価についてセカンドオピニオン
を聞き、自己評価もできます。
ふつうの人はここまでで、
そのまま、大人になっていきます。




ぼくのつけ加える四人称は神の目。
自分と他人を含めた社会全体を俯瞰でき、
すべての人称の視点から他の人称
および、

その関係を客観的に見れる視点。
空気(を読むこと)の達人レベル。
よくタレントさんが磨かれて、
垢抜けてくるなどといいますが、
彼らが魅力的になれるのは、
モニターやオンエアの
フィードバックがあるからです。
つまり四番目の目を仕事上獲得できるから、
自分を磨くことができるわけです。
多くのタレントさんは空気の達人ですね。
もちろん、勘違いや三番目の目すら
もてていない人もたまにいますけどね。




俗に一人称のまま大人になった
タイプをエゴイストと呼びます。
こういうタイプは自分のことしか
考えていないように社会から映る
「I、MY、ME」のタイプです。




二人称のままの大人になってしまった
人物は自分と他者しかいないので、
裏表のある人物に映ります。
つまり三番目が存在しないので、
自分を客観視できません。



例えばAさんの前でいつも

Bくんの悪口ばかりをいうC、
そのCがBくんを見かけると、

まるで何もなかったように

振る舞い、Aさんの眼前で

Bくんと仲良くできてしまいます。

Aさんから見れば、このようなCは

とてつもなく裏表がある

信用ならない人物ですが、
二人称の人間CにとってAさんも
Bくんも自身と1対1の関係で
AさんとBくんの関係は一切、

視野に入らないのです。
三人称の目がないため、
AさんとBくんから受ける評価は
視界に入らないわけです。



次回は「マザコン女性の傾向と対策