科学が人類最高の宗教である理由 | ケビン・クローンオフィシャルブログ「ここが変だよ!! 日本人」powered by アメブロ

科学が人類最高の宗教である理由



人類が科学という新興宗教を
信奉して止まない理由は、
それがもたらす現世利益
その謙虚さにあります。

科学そのものはすべて仮説であり、
そこにはコペルニクス的転回
という大どんでん返しの
魔物がつねに潜んでいます。
しかるにいくらひっくり返しても、
ビクともしない弾力性
科学技術という現世利益
科学にはあったわけです。




祈祷だってゴリヤクのある方に

人々は集まるものです。

効くか、効かないかわからない

おまじないよりも効果覿面な

抗生物質の方がいいに決まって

ますし、翼をもった想像上の

天使たちよりもボーイング機や

スペースシャトルの方が

現実的利便性という現世利益
をもたらしてくれるわけです。



科学の持つ弾力性は別名、
反証可能性ともいいます。
たとえば世間で最も信頼の

厚いノーベル賞科学部門ですら、

受賞者フィビガーの死後、
癌が寄生虫によって発生しない
ことがキチンと反証されていますし、
同じく受賞者エガスモニスの
ロボトミー手術が誤りであった
ことは今や世間一般の常識と
なっているわけです。



最近では冥王星が惑星でないことも
証明され、教科書から姿を消しました。
科学のスゴさはこうした大転回
や大反証があっても、その体系が
まったく崩れないところにあります。
そして、むしろ人々がそれを

待ち望んでいるところ、

そして科学者たちがそれを

誇りにしているところです。

宗教であれば「やはり神はいなかった
などといったら大騒ぎになりますね。
教義解釈が違うだけで、

派閥争いから戦争へ発展する

ケースもあるわけです。
科学は仮説であるという謙虚な姿勢と

現実的な利便性によって
人類最高の宗教として今もなお
君臨し続けているわけなのです。