経済とは評価である! | ケビン・クローンオフィシャルブログ「ここが変だよ!! 日本人」powered by アメブロ

経済とは評価である!




世界にはどのくらいのお金があるのでしょう?


へそくりや闇金もあるから、数えるのたいへんですね。


そこで各国のGDP(国内総生産)を


全部足してみましょう。


合計で約5000兆円強。


ところがなんです。このマジメなお金に対して、


約3倍のお金が金融の世界では


取引されているのです。


つまり、約14000兆円


世の中に金融資本として出回っているわけです。


金融資本というのは




株・債権・融資残高・先物といった


あてにしても、たぶん大丈夫だと思いますよ


というお金。実際にそこにある現金ではなく


貸した金、返してくれるよな?


うん、たぶん!


あの株あがりそうだよね?


うん、たぶん!のお金なんです。


だから「あっ!ごめん!やっぱり払えないわ!


といわれた途端。


それを当てにしていた金融機関は


サブプライム問題に突き落とされるわけなんです。




このババ抜きのようなマネーゲームをして


無い物をあるようにするから恐ろしい!とか


コツコツ働いて稼ぐ、物づくり経済に戻すべきだ!


とおっしゃる方はあとを絶ちません。


しかし、経済というものは


ひとことで言えば「評価」そのものなのです。


経済は評価にはじまり、評価に終る!ものなのです。




あなたが道端で拾った陶器を


100円ショップに持っていっても、


買い取ってくれないかもしれません。


でも、何でも鑑定団に出して、


それが徳川家の財宝だとわかったら、


その価値は100円ショップどころではなくなります。


あるいは、


他人に何の価値もない壊れた時計があなたに


とっては大切なお祖父ちゃんの形見かもしれません。




中国の同じ工場で全く同じ生地で編まれた洋服の


片方はスーパーで売られ、もう一方はブランドショップで


数百倍の値段で売られているかも知れません。


経済はお金も物も株すべて評価なのです。


だから、物づくり経済も


マネー経済と全く同じ構造をしているわけなのです。