悪女を科学する⑰=>悪女のつくり方⑥
<マッチ売りの少女The Little Match Girl>
女性たちはなぜ互いの不幸を
自慢し合ったり、傷を舐め合ったり、
するのでしょうか?
それは「マッチ売りの少女」が
彼女たちの頭の中に生きているからです。
「マッチ売りの少女」はとても悲しいお話です。
なのになぜ母親たちは好んで
この物語を娘たちに伝えるのでしょう?
それは「母親の幸せを超えてはならない」
というマインドコントロールにとって
うってつけの教材だからです。
「マッチ売りの少女」のキーコンセプトは
「おんなは不幸であることが幸せなのよ」
という教え。そしてキーワードは
「悲劇のヒロイン」です。
「悲劇のヒロイン」願望は
悲しい恋の終り方や悲劇に憧れる
(無自覚の)女性心理を作り出し、
ダメンズウォーカーや
負け犬の遠吠え、
そしてDV被害者(恋愛暴力/家庭内暴力)の
言いわけになってくれるのです。
また、そういう女性たちが
母親の幸せを超えれないことへ
の整合性へとつながるわけです。
もちろん男性にも判官贔屓
(可哀相なものに魅かれる)はあります。
男も織田信長のような悲劇のヒーローに憧れますが、
けっして自身が信長になりたいとは考えないのです。
<次回・女は時間に嫉妬する>