時間は二次元なのです。
脳機能学者の苫米地氏のいう
「因果は過去ではなく、未来によって決められる。」
「過去とは記憶による現在、現時点での解釈」
つまり「過去とは記憶そのものなり」
という考えから浮かぶ発想は
熱力学第二法則(エントロピー)との整合性から
時間とは過去から未来への一直線ではなく
過去の因果と未来の因果という二つの座標軸を持つ平面。
彼の主張は
「現在は未来が過去になる瞬間であり、刹那的だ」
ということ。
人類はいつも8分前の太陽を見ているように、
認識には時差があり、
認識は過去しかみていないという事実。
これは、あたかも
トラックに後ろ向きにのって
景色をみているような状態だと解釈できます。
その一方で、人間の認識には予測する能力があります。
どのような行為も予測される未来に向けて、
因果に沿って事象が起きます。
すなわち、ボールを窓ガラスに向けて投げれば、
窓が割れることを充分に予想した上で、
実際に行えば、予想通りに因果は発生します。
(*不確定性原理を度外視した巨視的なレベルでのお話)
未来の因果と過去の因果という二つの事象が一致して、
物事が起きるとするならば
時間は二次元世界である可能性がありますよね?
未来の因果と過去の因果という
二つの軸の取りうるあらゆる値を許す平面に
時間の広がりがあるわけです。
すなわち時間は二次元世界なのかも知れない
という考え方です。
Time is a two dimensional sphere not a string.