日本人が旅行ベタな理由
日本人はなぜ旅行ベタだと言われるのか?
それはこの国の四季のせいなのです。
北欧の人たちは夏になると
より強い太陽を求めて南下します。
それこそ、国全体が空っぽvacantになる。
だから休暇をvacationと呼ぶわけです。
ドイツでも真夏は2週間くらい。
ヨーロッパ人にとって太陽は大切な恵みなのです。
植民地主義も、フロンティア精神も、
もとはと言えば、そこにあった。

いいリゾートは、まずはじめにドイツ人がやってきて、
つぎにアメリカ人が来て大衆化し、
最後に日本人が来て俗悪になると言われています。
では、なぜ日本人は旅行ベタか?

それは一箇所にジッとしていると、
かってに四季がやってきて
春夏秋冬を体験できるから、
どこにも移動する必要がないのです。

すなわち一箇所にいながら
地球を縦に一周できちゃうのが日本。
おまけに周りが海だから、
他の国へもそう簡単に移動できなかったんです。
現に鑑真和尚なんて船旅で失明してしまったくらいですから。

80年代まではパックツアーしかしなかった日本人。
猿岩石以降、日本人バックパッカーは増えましたが、
旅慣れていない日本人が巻き込まれる事件が多発。
同じ島国に住むイギリス人はなぜ旅行上手なのでしょうか?
食べ物がまずく、気候もさほど豊かでない
ヨーロッパ人は食と豊かさを求めて
冒険と植民地主義に走ったのでありました!