一年生になり初めての授業参観。


息子は自閉スペクトラム症と診断されている。


いつも何か起こる行事。


自閉スペクトラム症は周りの空気が読みにくいから。


みんなが静かにしている中、手をとんとんやって一人遊びしている息子。
音が目立つ。


次にみんなが起立といわれて立った中、一人座っている息子。

気がついていないようだ。

気がついたらしく、立つ。


「では、歌を歌いましょう」

この掛け声にみんなは伴奏を待つ。

けど、息子は歌いましょうと共に歌いだした。


「帰りの用意をして下さい。

親御さんに日頃の成果をみせてあげて。」


そう先生に言われて用意し出す生徒。


息子は座ったまま動かない。

きっと指示が届いていない。


息子の様子をみながら、今日で学校も10日くらいたったのかなと思う。


きっと毎日慣れないことの連続なんだろうな。

もし、息子の症状を知らない人が息子をみたら、どうして指示に従わないんだろうといぶかるかもしれない。

でも、そんな症状なんだよ、と思っておくとここでひっかかるのか、と客観的に見ることができる。


症状ではあっても、だんだんと慣れることはできる。


だから、息子、がんばってね。

そんなエールを授業参観を見ながら思った。