世界が認めた「普通でない国」日本
(マーティン・ファクラー2016)
を読みました
どこが「普通でない国」なのか?
日本は軍隊を持たず(自衛隊を除く)
アメリカの核の傘下や、
アメリカ軍隊、5万人ものアメリカ
兵に守られています。
日本は第二次世界対戦以後、
戦争に参加していない唯一の大国
だということが普通では
ないそうです。
それに対し、
普通の国は軍隊を持ち、
国際舞台で行動する国だと
述べられていました。
筆者はこの普通でないこと
は長所になると述べていました。
けれど、
今の日本では、普通の国に
なろうとする政策がとられている
そうです。
そうなると、こんな疑問が浮かびます。
なぜ「普通でない国」でいられないのか?
それは、アメリカの政策に
よるところが大きいそうです。
歴史を見ると、
アメリカは第二次世界対戦のときに、
超大国アメリカになりました。
真珠湾攻撃から、奇襲は怖い!
奇襲を受けないためには、
世界の警察官になる!
という風潮が広まりました。
それ以前は、戦争反対の世論が強かった
そうです。
そして、
世界の警察官になったのですが、
経済的な負担が襲います。
その結果、
今の方針である
「アメリカ・ファースト」(戦前と同じ)
に戻ったそうです。
そうなってくると、
日本はアメリカには守ってもらえません。
「普通でない国」を維持するに
はどうしたらいいのか?
①日本は世界的に平和な国として
評価されている。
②天皇が「日本の良心」として、
平和をつくるうえで大きな発言力がある。
これらの強みが日本にはあると、
筆者は主張しています。
ただ、
他の道を選ぶにしても
議論が必要だと述べていました。
読んでいただいて
ありがとうございました