「GAFA 四騎士が創り変えた世界」
(スコット・ギャロウェイ 2018)
を読みましたニコニコ


フェイスブックを見ていきます。



フェイスブックとその関連組織は、
20年たたないうちに世界の20億の
人々と関係を築きました。


人は毎日35分をフェイスブックに、
インスタグラムとワッツアップに25分、
足して50分費やしています。(2016)
そこから、時価総額4200億ドル以上と
予測して評価されているので、
GAFAの1つとなっています。


ハーバード大学の調査で、
幸福レベルに最も強く影響するのは
人間関係の深さと有意義さであることが
わかりました。
フェイスブックは人間の調査からわかった
「幸福とは愛である」
に訴えかけます。


では、何が問題なのか?
筆者はフェイスブックは「気持ち悪い」
と述べます。


経験したことのある人が多いと思いますが、
ブラウザを開いたときに、
自分向けのターゲット広告が出てくる
ことがあります。
フェイスブックのアルゴリズムは、
あなたの「いいね」を分析しています。
150回の「いいね」で、
あなたは丸裸になるそうです。
300回「いいね」で、
あなた自身よりもあなたのことを理解します。


自分が思っていないところで、
AIが自分をわかっているということは
「気持ちが悪い」ですが、
そこからさらに何が問題になるのか?


フェイスブックは商品だけではなく、
あなたに興味が持たれそうな記事も
紹介します。
その結果、一方的な意見を増長させて、
人々の間の断裂を深くします。
私はこれを聞いて、
エコーチェンバー現象のことを
思い浮かべました。


「エコーチェンバー現象とは、
閉鎖的空間内でのコミュニケーションを
繰り返すことによって、特定の信念が増幅
または強化される状況の比喩である。」
(ネット引用)


フェイスブックは自らを
メディア企業とは違うと述べます。
メディア企業がになうのは
公共に対する自分たちの責任の認識です。
しかし、フェイスブックはお金儲けを
目指すので、会社の成功は
クリック数と金額で測られるそうです。
記事の内容が嘘でも本当でも
関係がないので、
フェイクニュースが増えていきます。
これに対しての対策は、
虚偽と思える記事に「真偽に問題あり」
というラベルがつきます。


AIは人間の手によって、最もクリック
されるコンテンツを選ぶようにプログラム
されています。
しかし、AIはフェイクニュースを
見分けられません。
その問題がありますが、
フェイスブックは人間の編集者を
コストの面から呼び戻しません。
私たち個人の批判能力が必要になってきます。


次はグーグルを見ていきます。


読んでいただいて
ありがとうございましたニコニコ