私は一人で遠くまで移動する
ことが苦手です
方向音痴があるし、
何か新しいことをするときに、
ASD（自閉症スペクトラム）
特有の特殊な認知の仕方をする為に、
一度は何かしらの失敗をするからです。
例えば、
車で片方が通行止めなのだけど、
どちらが通れる道なのかわからなくて、
通行止めの道を行こうとしてしまい
止められて、
車が通りすぎるまで待つことに
なったことがあります
電話で音量のあげかたが
わからなくなったりします
天然ボケと言われるような行動ですが、
とっさの判断が上手くいかないんです。
こうした天然ボケをするにつけて、
中学生のときから知り合っていた夫は、
私に対して過保護になりがちです。
私が近くの新しい病院に行くのでさえ、
ナビで道を教えてくれたり、
前日に車で案内してくれたり
しました
そんな私は、
自分の実家に行くのに3時間かかります。
それでも、何回か一人で帰宅したことは
あるのですが、
その一回が心理的ストレスが大きく、
何か用事がないと帰宅できなくなって
います。
その為、
私は母方の祖父母の死に目に
あわなかったし、
母親が手術するときも、
帰宅しませんでした。
よくカサンドラさんのブログで、
祖母が死んだのに平然としている
ように見えるのが信じられないとか、
が息子に会ったのが死んだ後だったとか、
こういう価値観に
私は無意識に同意していました。
これが世間では特殊に思われていると、
本やブログを読んで気がつきました。
それを踏まえ、
私は父方の祖父が、
今、施設の病院にいるのですが、
明日からの連休を利用して、
一人で運転して
会いに行ってこようと思います
（１日だけですが）
祖父との良い思いでは思い出せません。
いつも父親と喧嘩をしていた、
私が叱られていた、
母親の嫌みを言っていた
ことが思い浮かびます。
だからと言って、死に目に会わなくて
いいのか？と自問することが増え、
なら会いにいけばいいんだ、
と思いました。
祖父は認知症で私が誰なのか
分からない可能性が高いです。
けれど、
それは、ほっておくと無感動
になりそうな自分に、
嫌気がささない為でもあります。
読んでいただいて
ありがとうございました