私は自分のことを発達障害が
あると思っている。

発達障害の中で、
アスペルガーの特性が強くでていて、
そこにADHDという多動性が少し
入っている。

何冊か発達障害に関する本を読んで、
簡単なチェックリストだと9割くらい
アスペルガー(AS)に当てはまる。
病院で検査してもらってはいないので、
私は発達障害の傾向がある
グレーゾーンの人
なのだろう。

なぜ病院に行って検査して
もらわないかというと、
鬱になっていないと思うから。

私は他人からの目線に鈍感らしく、
他の人から言えば、
よく今の嫌みに不機嫌にならなかったね、
とか、
あんなこと言われたら出勤拒否するよ、
とか、
そんなことに自分から気がつけずにいた。

だから、社会との違和感を感じつつ、
今の35才になるまで
私はアスペルガーなんだって
断言できなかった。
日常生活に異常をきたさなかったから。

アスペルガー(AS)だとわかってみて、
だから私は「自分の頭で考える」
ってことにずっとこだわりを
持てたんだってわかった。

ASの人は、人の意見を鵜呑みに
しやすいらしい。
時間を置けば自分の考えにできる
けれど、
私は自分の考えにするまでに、
ずっと考えを考え続けなければ
いけなかった。


ASだとわかってから、
気が楽になったと同時に、
悔しくもなった。
学校生活や会社生活を平穏に
するために乗り越えてきたことが、
他の人には簡単でも、
私には努力が必要だった。
そして、普通に生活するためだけに
努力しなければいけなかった。
私の特性がマイナス面にだけ
目をむけられていたことが
悔しくなった。
なんで、その特性を
長所にできなかったんだって、
悲しくなった。


その悔しさや悲しみを
長所にすぐに変換できるかと
いうと、まだ課題は残っている。
純粋にASだけではなくて、
ADHDも持っているから、
その二つを兼ね備えた自分には
何が向いているのか。
向いてることがわかっていない。


向いてることを探すのは
楽しいかもしれない。
そして、自分のことだから、
どうとでもなる。
ASを長所にできるように
やっていけばいいから。



でも、不安なことがある。



子どものこと。


私には2人の子どもがいて、
上の男の子はそろそろ5才になる。

どうやら、私と同じく
発達障害があるんじゃないかと
疑っている。
保育園に通っているのだけれど、
今、不登園の真っ最中だ。

子どもが鬱になって、
自殺しないようにすること。
これは絶対条件だ。

私の子は、社会生活を乗り越えられる
だろうか。
同じく嫌な気持ちを多分に
味わうだろう。
だから、登園拒否しているのだろう。

子どもが親から受ける影響は
一割ほどだと読んだことがある。
だから、私が手を貸せるのは
その位だと覚悟している。

第一、私は自分についても
まだまだあいまいだ。
一緒に成長していくしかない。




読んでいただいて、
ありがとうございました。