けちょんのケータイ小説・夢小説ブログ

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WJ系・オリジナルなど、漫画を題材にした小説や夢小説を掲載しているブログです。

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長太郎にコントロールの知識と練習メニューを教えていると、
バタバタと足音が聞こえてきた。


「おーい跡部!これで満足か!」


手を大きく振りながら走ってくる向日。
そして後ろに図体のデカい黒髪の男・・・。


「ああ満足だ。よくやった向日」
「じゃあ俺は走り込み行ってくるよーもう散々走ったけどねっ!」

向日はグチグチ嫌味を言いながら、走り込みの集団に紛れて消えていった。


「・・・おい、忍足何してた」
「ご、ごめんやで」


「謝らなくていいから理由を言え」
「えーだってなぁ、跡部が悪いんやで」


「何言ってんだ」
「ちら見したったんよ、その練習メニュー表」


「!!お前本気で逃げにかかっ・・・」
「後輩とマッチとか嫌やもーん、楽しないし」


「はぁ…」
「あれ、跡部怒らんのん?」


バシッ!!


「うわっ、何すんの!!」
「後輩1人だけと思ってたが、今日は5人ほど相手にしてもらおうか」


「ウソっ!嘘やんな!跡部~跡部さま~~」
「うるさい!!さっさとラケット取ってこい」
「マジか・・・」

数十分後ーーーー


「・・・という練習メニューでいく。各自準備に取り掛かってくれ」
「はいっ!!」


ざっ、と蜘蛛の子を散らすように一斉に部員が走り出す。
その中で一人だけぽつんと立ち尽くす1年がいた。


「お前は確か・・・」
「は、はいっ、忍足先輩とマッチする予定の一ノ瀬です!!」


「そうか、悪いな。今向日が探してるから少し待っててくれ」
「と、とんでもないです。走り込みしてきても良いですか?」


「ああ、じゃあとりあえず5週」
「はい!!」


せっかく忍足に後輩指導させようと思ったのに、狙ったように逃げやがったなあいつ。


「ふんっ・・・」


「何かあったんですかね?忍足先輩」
「知らん、何があっても遅刻は遅刻だ」


「・・・えっと、今日俺は跡部さんとですよね?」
「そうだったな」


「だったら、俺のコントロールの部分見てもらいたいんですけど!」
「最初からそのつもり。全然なってねーからな」

「あ、やっぱりそうですか・・・」


あ、長太郎落ち込んだ。


「ーま、あと少しってとこだろ」
「ホントっすか!」
「嘘。やっぱまだまだ」
「・・・」

「おはようございまーす!」
「おはようございまーす!」


集合時間。
全メンバーがテニスコートに揃う・・・・・・・・・はず。

だけど、一人だけメンバーが足りない。


「おい、向日。忍足は?」
「はぁっ?あいつまだ来てねーの?!朝俺より先に起きたはずだぜー」


何なんだ。
今日はあいつに振り回される日ってやつか?ムカつくな。


「ったく、上がこれじゃ下に示しがつかねーじゃねーか。
向日探してこい」

「はーっ?!何で俺が・・・」
「い・い・か・ら、早く行け」


”うえー今日跡部めちゃくちゃ機嫌悪っ!!”


「跡部さん、俺が行ってきますよ!心配ですし・・・」
「長太郎、お前はいい。向日は忍足と組んでるんだから当然のことだ」
「そ、そうですか・・・」