今回は、住宅メーカーが提案する方法です。


1 二重窓 

  今の窓の内側にもう一枚の窓を取り付ける方法です。

  窓が二重になると、断熱性能が大きく上がります。


  省エネ・防犯・防音効果もあります。


2ペアガラス

  2枚のガラスの間の空気層が断熱効果を上げます。


3 真空ガラス

  最も結露しにくいガラス。


  ペアガラスの2倍以上の断熱効果

  厚さが6.2ミリなので既存のサッシ枠にそのまま入れることができる

  ガラスを交換するだけでOK!


  


4 調湿建材 

   室内の湿度が高くなると湿気を吸収し

  、湿度が低くなると湿気を放出する 調湿機能を備えた建材・壁材

   湿度が調整できるので 結露防止のほか過乾燥を抑え

  、肌やノドにやさしい室内環境をつくります。

5 壁面断熱

  充填断熱・外張り断熱・内断熱・外断熱などがあります。

  ボード状断熱材を取り付けたり、発泡ウレタンの吹き付けをし

  外気の冷え込みを抑えます。


6 屋根の断熱

  屋根材は萱葺きや日本瓦が熱伝導率が低く、熱を通しにくい。

  金属瓦は熱を通しやすい。


  屋根の構造も断熱効果に影響を及ぼします。


7 24時間換気システム

  室内の水蒸気を外に排出。




お家の新築やリフォーム、マンションの購入を考えておられる方は、

設計士さんと相談してみてくださいね。








前回のおさらいですニコニコ


結露は何でもない水滴ですが、ほっておくとカビが生えたりダニの発生の原因になります。


 クロカビ:喘息・アレルギー

 ススカビ:過敏性肺炎

 その他、カンジダ、シラクモ、みずむし、たむしなどの皮膚病の原因


また、カーテンや柱、壁、床、天井などに染み込み建材を腐らせてしまいます。


なんでもない結露ですが防止対策は大事だということがお分かりいただけたと思います。音譜


結露防止対策のポイントダウン


結露を防ぐには結露が起こりにくいように、「温度」「湿度」「温度差」をコントロールすることです。



1 換気をして湿度の高い空気を外に出しましょう


  ・晴れた日には窓を開けましょう

  ・換気扇を回しましょう


2 暖房器具を選びましょう


  ・燃焼系の暖房器具(石油ストーブ・ファンヒーターなど)は

   水蒸気を発生します。

  ・非燃焼系の暖房器具(エアコン・オイルヒーターなど)が

   おすすめです。


3 湿度を上げるものは置かないようにしましょう

  ・観葉植物は水分を発生するので置きすぎないことも対策の一つ

  ・お風呂場の扉をあけっぱなしにしない

  ・洗濯物の部屋干しなど湿ったものを置かない


4 発生した結露をこまめに拭き取る

   結露取りワイパーも市販されています。

結露防止対策グッズダウン

1 結露防止ヒーター


  窓際に設置して窓際と室温の温度差を少なくして結露を防止する。

  電気代は製品により差はあるが1日数十円くらいでお手軽。



2 結露防止シート


  窓ガラスに貼って窓際と室温の温度差を少なくして結露を防止。

  多くの商品があります。1枚(90×180cm)数百円から千円

  結露の水分を吸収するものもあります。


3 除湿剤

  押入れにいれて置くだけタイプ



4 除湿機

  お部屋の湿度を下げる。

  価格は数万円。 除湿効果は高い。


5 結露吸水シート

  発生した結露を吸収する


6 結露防止スプレー

  窓ガラスにスプレーをして 成分が結露がガラスに着きにくく

  します。

  着いてしなった水分が大きくならないようにします。



  いろいろ組み合わせて結露を防ぎましょう!

今日は、結露のできるしくみを考えてみましょう。

 

冷たいジュースやビールの入ったガラスのコップのまわりに
あっこのブログ

水滴がつくしくみと冬場の窓ガラスの結露は同じメカニズムで発生します。


空気中には目には見えない水蒸気という形で水分が含まれています。

そして、空気中に含むことのできる水分の最大量は決まっていて、

温度により異なります。


温度が高いほど多くの水分を含むことができ、温度が低くなるにつれ

その量は低下します。


だから、暖かい部屋の空気が窓の外の冷たい外気に冷やされ

抱えきれなくなった水蒸気が水滴となって窓ガラスについた状態を結露と

いうのです。


結露の発生しやすい条件


1湿度が高い


雨天や梅雨の季節

・万年床

.・人や動物がいる

・観葉植物が置いてある


2表面温度が低くなるところ


冬場の窓ガラス

・金属製の玄関扉


3風通しの悪いところ


・押入れやクローゼット

・家具の裏側


家の中で結露が発生しやすい場所


1寝室

2リビング

3ダイニング

4押入れやクローゼット


結露のあたえる影響


1 湿気によりカビの発生の原因になります。

  そして、カビを餌にするダニの棲家になります。

2 カーテンや壁が傷む

3 臭う

4 体調不良 アレルギーやぜんそく、皮膚病の原因


人が集まったり、長時間過ごす場所。

湿気がたまりやすい場所に結露が発生しやすいことが

おわかりいただけましたか?


また、私たちの健康と居住環境は密接な関係があることが

お分かりいただけたと思います。


次回は、結露を防止する方法について考えましょう。